金澤流麺物語 第112回
今日はちょっと余談から。
僕はなかなかそそっかしくて、
すぐに携帯電話を壊してしまいます。
今はスマホが定着してるから
データを保存したりもできるけど、
ちょっと前までは壊れたら即データが
なくなったりしたので、
携帯を壊すたびに連絡が取れなくなった人が
山ほどいました。
だから前職を辞めて金沢に引っ越す時に
連絡も出来なかった人が沢山います。
そんな中の一人で
東京に住む友達がこのブログを見つけてくれて、
「大ちゃん!久しぶり!」
とメールをくれました。
嬉しかったなぁ。
最後に会ったのはいつかなぁ。
もう8年くらいは会ってないのんとちゃうかなぁ?
「金沢で再起するからいつか家族で来てよ」
「行きたい!その時はウイスキーで乾杯しよう」
こんなやり取りだけでめちゃくちゃ幸せです。
東京に住む友達にいい知らせを届けたいです。
Nちゃん、金沢に広坂ハイボールっていう
素敵なバーがあるねん。
きっと気にいると思うよ。
そこで美味しいウイスキー飲もう。
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『金澤流麺』
今回この旗印の元に
新しいらーめんを作る事になるのですが、
僕はこの『金澤流麺』に定義づけは
まだしていません。
将来的にする予定もありません。
『流』という言葉が現す様に、
時代に寄り添って流れて
変化をしていけばいいし、
将来出会うであろう若き才能が
『金沢流麺』の可能性を大いに
広げてくれる事を夢見ています。
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僕には今の所、
4種類の追究したいらーめんの
方向性を持っています。
それらは全く別物のらーめんで、
その4種類の方向性で
それぞれ店を出した場合、
きっとこんな風に言われると思います。
「結局、『金沢流麺』って、何らーめんなんだよ?」
僕は思います。
大きな『らーめん』というカテゴリーの中で、
無数のらーめんがあります。
その土地によって、
その風土によって、
その人によって、
らーめんは無限の広がりを見せます。
だから僕は自分をひとつのアイデアや
方向性や方法論で縛りたくありません。
大いに『やりちらかしたい』と思っています。
でも『金澤流麺』の根底に流れる
通念の様な物が、
時間と努力を積み重ねる事で
生まれてくるに違いないと思っています。
その通念とは?
それは『金沢らしさ』だと考えています。
以下、次回に続く。
*写真はたまに行く
柿の木畠の『広坂ハイボール』さんです。
僕の家は片町から少し遠いので
あまり通えませんが、
とても落ち着く素敵なバーです。
最初は静かに飲んでいる僕ですが、
らーめんやお酒の話でついつい
しゃべり過ぎてしまいます。
年末以来行ってないな・・・。
開店して落ち着いたらまた行きたいな。