ラーライブ〜MSGフリープロジェクト〜

石川県を中心に北陸で無化調でらーめんを作っている有志によるアミーゴ達の活動をブログに書いていきます。よろしくお願いいたします。

2017-02-23から1日間の記事一覧

金澤流麺物語 第73回

若い頃、ほんのちょびっとだけカール・マルクスの資本論をかじった事がある。 結局僕には難しすぎて途中で放り出してしまったが、こんな事が書かれていた気がする(あくまでも『気がする』だけです) 人は一日を8時間労働に使い、8時間を自分の為に使い、8時…

金澤流麺物語 第72回

僕が優しい店を作りたい、と強く思う背景にはこのブログで散々書いてきた海辺の町での経験が元になっている。 最後の8年の出来ごとについては、様々な事情によりはしょって書いてしまったが、我ながら常人では耐えがたい日々をくぐり抜けたと思っている。 僕…

金澤流麺物語 第71回

僕が海辺の町で過ごしていた15年の間に金沢はらーめん屋が増えた様に思う。 個人店もチェーン店も数多くある中、石川県だからこそこの味、という部分を表現している店はあまりないように思える。 家系や二郎インスパイア系の店も増えているから驚いたが、石…

金澤流麺物語 第70回

僕もそうだが、関西出身者は自分の地元に幼い頃から通ったお好み焼屋が誰にでもあると思う。 そしてムキになって『大阪と広島、どちらが本場か!?』等を熱く語ったりする。 答えは両方本場なのだが、語りたくなるその気持ちがお好み焼をソウルフードたらし…

金澤流麺物語 第69回

今回のブログで69回かぁ。特に意味は無いけど、69・・・ ロック・・・・。 ちょっとええやん? すいません。話を元に戻します。 ・ 僕が海辺の町で切り盛りしていた店は局地的な大人気店となった。海辺の町界隈では知らない人はいないと言われるまでの店にな…

金澤流麺物語 第68回

今回の話を始める前に皆さんにしっておいて欲しい情報がある。 横浜の人口;約370万人。金沢の人口;約47万人。 約8倍以上である。これを前提に今回のブログを読んでいただきたい。 金沢に帰ってきて僕が「らーめん屋をやる」というと決まって帰ってきた言葉…

金澤流麺物語 第67回

僕が金沢へと15年ぶりに帰ると決断した理由には親の事が大きかった。 前職を辞めたとしても海辺の町のある県で再起を目指す事も可能だったと思うし、何より海辺の町の県はらーめんのレベルがめちゃくちゃ高い。らーめんだけではなくあらゆる飲食店のレベルが…

金澤流麺物語 第66回

前回のブログで「過去の料理の写真がない」と書きましたが、こんな面白い(恥ずかしい)物が出てきました。 http://barminaminhio.jugem.jp/ 僕が独学で料理を学び始めて、ちょっと調子に乗り始めた頃に少しだけ書いたお料理ブログです(>_<) このブログは実…

金澤流麺物語 第65回

24歳の時に親友のモトイの部屋に押しかける様に転がり込んで海辺の町に移り住み、そして押しかける様にらーめん屋に転がり込んで働き始めた。 そして働いているうちに自分のキャリアのなさを埋める為に独学で料理の勉強を始めた事はこのブログで何度も書いて…

金澤流麺物語 第64回

自分らしいらーめんが作りたい。自分にしか作れないらーめんが作りたい。そのためには様々な事を学ばなくてはいけないと思っている。 もちろん他店のらーめん屋を食べ歩く事は当然だ。刺激も受けるし、勉強をさせていただく、という気持ちで食べ歩く。 だが…