金澤流麺物語

金澤流麺らーめん南の店長南大祐の独白ブログです。こちらは営業内容やらーめんそのものとは関係のない日常的な話や、店長の趣味格好などを書いていくブログです。

金澤流麺物語 第197回

10/3(月)から期間限定で塩らーめんを始めました。

最終日は11/30を予定していますが、今かなりの好評なのでもしかするともしかします。


実を言うと、金澤流麺らーめん南のスープは塩らーめんを想定して作り始めました。

以前のブログで(店頭で配布している『月刊金澤流麺』にも書いていますが)僕の感じる石川県の『詩的な美しさ』というものをらーめんで表現するために『牛骨メインのスープ』を作り始めた話は書きました。

しかし実は『牛骨スープ』は27歳で『らーめん高はし家』を開店した時に豚骨スープに並んで作っていたスープなんです。

この事を知っている人は、重度の『らーめん南マニア』しかいないと思いますが。

当時家系ラーメンでの修行しか経験がなく、まだらーめん屋としても3年くらいのキャリアだった僕には、豚骨スープと並行して全く逆のベクトルの牛骨メインの澄んだスープを作る能力は足りていませんでした。

美味しい日といまいち味の出ない日の差が大き過ぎて、一年経った頃に牛骨スープをやめた経緯がありました。

ですから13年越しの牛骨スープの塩らーめん、とも言えます。

開店してからお客様に「塩らーめん楽しみにしています」や「塩らーめんはいつからですか?」などよく聞かれていました。

僕は不思議でした。

石川県に塩らーめんの名店、として聞く名前もあまりなく、『塩らーめん専門店』を謳う店も僕の知る限りありません。

なのになぜ皆さんこんなに塩らーめんを待っているのかな?と。

すると僕の妹(ぼくの店で働いてくれてます)の旦那がこう言いました。

「違うよ。8番らーめんだよ。8番らーめんと言えば塩らーめんなんだよ。だからみんな潜在的に塩らーめんが好きなんだよ」

!!!!

そうやってんや!!!

僕は京都生まれの京都育ちなので、8番らーめんに通うという習慣はありませんでしたが(8番らーめんさん、すいません)、8番らーめんソウルフードの石川県の方は、幼い頃から塩らーめんを食べ親しんでいたのですね!!!

これは目からウロコでした。

うちの常連のお客様がこんな事をおっしゃられてました。

「石川県は15年前までらーめん屋らしいらーめん屋なんて数える程しかなかったんですよ。それがこの15年で急に増えたんですよ」

確かに僕が石川県に住んでいた20年ほど前は仲間と行くらーめん屋と言えばくるまやらーめんでひたすらビール・・・みたいなかんじやったなぁ(あと、すし弁にもお世話になりました。仕事の合間に唐揚げつまみにビールをアホみたいに飲んでました。さらっとカミングアウトしてますけど、時効で許してくださいね)。

その15年の中で塩らーめんが育つ文化がまだ石川県に根付かなかったのかも知れませんね。

そうか、石川県の皆さんは潜在的に塩らーめんを求めていたのか。

こういう事って、やってみて知ったり気付いたりしますね。

まだ塩らーめんの期間は1ヶ月半以上あります。

日本をくまなく食べ歩いてもなかなか似た塩らーめんは存在しないであろうという自負があります。

潜在的に塩らーめんを求めていた石川県の皆様の生活に寄り添える様ならーめんになれるでしょうか?

これからもファインチューニングを繰り返してどんどん進化と変化を繰り返していきます。

僕の塩らーめんがどんな成長を遂げるのか、見守っていただけたら憂いです。

あなたが明日も優しくあります様に。

あなたが明日もあなたらしくあります様に。

LOVE & BEER!

そして

RAMEN & ROLL!!