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金澤流麺物語

金澤流麺らーめん南の店長南大祐の独白ブログです。こちらは営業内容やらーめんそのものとは関係のない日常的な話や、店長の趣味格好などを書いていくブログです。

金澤流麺物語 第182回

またまたちょいとブログの更新が空いてしまいましたが、今回と次回は『CHAOS!!!』シリーズをお休みして、8月に限定として出した『真夏のエル☆ミナミーニョ〜和え麺キシカーナ』を出した経緯や出したことによって感じたことなどを書いてみたいと思います。

夏限定のらーめんを出すきっかけは、一本の電話でした。

石川県に人気情報誌『Clubism』の企画で、「無料掲載ですので、もし夏限定のらーめんがあれば掲載しませんか?」という案内でした。

その時は5月。

4月に開店した金澤流麺らーめん南は開店直後のドタバタでその時期は期間限定らーめんを作る余裕などなかったので、お断りしました。

しかしそれから何度もかかってくる編集部からの「私は実はらーめん南さんに何度も通ってます!ツイッターも毎日拝見しております!南さんのこだわりや世界観に感銘を受けてます!そんな南さんの限定が食べたいんです!」と熱いコールに負けて、急ピッチで作ることになりました。

ちゅうか、基本的に僕は女性の頼みには弱いんです。

余談ですが、その後その電話の主は一度も店に現れてないので、方便もそこまで熱を込めたら人を動かせる、といういい例だと教えられました(単純に僕が女性の頼みは何でも聞いてしまうだけかも知れない)

そして徹夜に次ぐ徹夜の結果生まれたのが


↑『真夏のエル☆ミナミーニョ〜和え麺キシカーナ』です。

水で冷やして締めた『国産小麦100%全粒粉麺』の下にアラビアータソースをひき、普段の牛骨メインのらーめんスープをジュレにしてその麺の上に載せ、サイドにメキシカンサルサを配置しました。

ジュレと麺だけを食べ、サルサを絡め、最後にトマトソースと絡めて何段階にも食べ方や味わいの変化を楽しめるらーめんに仕上がりました。

見た目も楽しめるように、僕の好きなラテンな空気を夏にぶち込みたかった一杯です。

女性を中心にたくさんの方に楽しんでもらえました。

しかし発売当初は

「これがらーめん?」

「食べ方がめんどくさい」

「イタリアン?メキシカン?わからねぇ」

「名前がめんどくさい」

「オシャレすぎて親父は食えない」

などとボロカスに言われました。

しかしそんなことにめげずに毎日少しずつ変化を加えて改良しながら作っていると、リピーターが増えてきました。

そしてMRO北陸放送のディレクターが「これは面白い!」とテレビにも出してもらえました。

そして極め付けは


メキシコから語学留学に金沢に来ていた女性から「すごい美味しい!金沢で一番!日本の思い出になりました」と最大の賛辞と、新しい出会いをいただきました。

で、結論!!

こんなけったいならーめん作ってほんま良かった!

こんなけったいなネーミングにしてほんま良かった!

なんやかんや言われても自分の感性を信じて良かった!

こうして人の心に届き、誰かの人生の物語の一部になるために僕は毎日仕事をしています。

決して思いつきや酔狂ではありません。

これからも自分の感性を信じ、そして磨き続けていきます。

そしてこれからもけったいなな限定らーめん作るぞ、おら!

どうぞよろしくお願いいたします!