ラーライブ〜MSGフリープロジェクト〜

石川県を中心に北陸で無化調でらーめんを作っている有志によるアミーゴ達の活動をブログに書いていきます。よろしくお願いいたします。

金澤流麺物語 第168回

本日(6/20)から8/31まで、夏限定のらーめんとして『真夏のエル☆ミナミーニョ〜和え麺キシカーナ』をドロップします!

編集注文の際は『和え麺』や『夏限定』とお伝えください。

写真は和え麺のみ¥780です。

 

こちらは『特性和え麺レアチャーシュー、バゲット付き』¥1180です。

バゲットはプラス¥100でお付けできます。

そもそも夏限定の商品は全く考えていませんでした。4月に開店を迎えたばかりで、自分自身が初の挑戦となる清湯系のスープ。

味もまだまだ不安定な中で新しい事にチャレンジするのはとてもリスクが高く、下手すると足元を見失いかねない事だと考えていたからです。

まずは現在の醤油らーめんをしっかりと固めてから、次のアイデアを実現させるべきだと考えていたのです。

そんなある日、石川県で一番有名な(?)情報誌『クラビズム』の編集者の方から電話をいただきました。

その電話の内容は『6/20発売の号で夏限定のらーめん特集を組むので、南さんも掲載はいかがですか?』という内容だった。

僕は前述した通り、今年は夏限定はやる予定はない事を伝えて、電話を切った。

しかも話によると、電話をもらったその日から雑誌の撮影の締め切りまで2週間ほどしかなかった。

なおさら僕は「締め切りに追われてらーめんを作りたくない。それじゃあ、お客様に喜んでもらうためなのか、雑誌の締め切りに間に合わせるためなのかわからない」と、取材を断った。

そこから、クラビズムは、というよりもクラビズム編集者の中川さんは熱かった(笑)

「実は私、南さんのらーめんを食べに何度か通わせてもらってるんです!それからというもの、南さんのらーめんや経歴なんかにも興味を持って、ブログやツイッターでの日々のサラダなんかもいつも見させていただいてます!その中で南さんのアイデアやこだわりをいつも感じていました!そんな南さんの新しい夏限定が食べたいんです!南さんなら周りとは一味違うものを作ると信じてます!」

・・・ここまで言われて断ってたら、それは男が廃るな・・・。

もしこの言葉が営業トークなら、僕が乗せられやすいのか、向こうの方が上手なのか、もうこの際はどちらでもいいかな。

「・・・分かりました。ほなやりましょうか」

と結局僕は受けてしまった。

しかし、スープをジュレにする、というアイデアは実は以前から持っていたアイデアだった。

それを試してみたい・・・。

結局は僕の『作りたいな』という想いがムクムクと湧き出てきた。

そこから2週間はあっという間に過ぎた。

取り敢えず撮影に間に合う形は作り、それから雑誌の発売まで1ヶ月ほどあったので、味や盛り付けの調整は追い込んでやる事にした。

定番のらーめん以外の限定麺を出すのは、らーめん高はし家時代いらいだからおそらく10年?11年ぶりかな。

なぜ限定麺をやらなくなったかは、まためんどくさく長い話になるので、伏せておきたい。

でもこうしたキッカケって、どんなカタチで降って湧いてくるかわからない。

これもご縁なのかな。

取り敢えず今は醤油らーめんをブラッシュアップさせながら、この夏限定も高めていきたいと思います。

また毎日試食で胃が痛くなりそうやな〜。

明日はこの夏限定和え麺の美味しい食べ方をブログに書きますね。

どうぞお楽しみに。