金澤流麺物語 第147回

工事もほとんど完成し、
ついに実際の店での試作が始まりました。

時々自分が夢を観ている様な
気持ちになる事があります。

昨年の5月に前職を退職する意思を固め、
7月いっぱいで退職して8月に
金沢へと帰ってきました。

9月からブログを書き始めて
たくさんの方と繋がる事が出来て
たくさんの変化がありました。

自分の過去を冷静に振り返り、
いかに歪んだ環境の中で
自分を心も体も歪ませて
来たかを痛感しました。

この7カ月も激動でしたが、
それでもあまりにも急激な
環境の変化に時々地に足が
ついていない感覚に陥る時があります。

買い出しを終えて店の玄関に立って
車の往来や校庭で元気に走り回る
小学生達を見ていると

「俺、ほんまに石川県で再起をするんやな」

と実感とも言えない不確かな、
まるで飛行風船で太平洋を
横断する事を夢見ているかの様な、
現実と夢との境目が解らなくなる様な
感情が沸いてきます。

でも僕が名付けた
『金澤流麺』
の
『流』
の文字を見ると、
ここまでの道のりと
お世話になった方々の
顔が浮かんできます。

僕はみなさんが作ってくれた
この大きな流れの上に
『金澤流麺』
という小さな船を浮かべて
走らせて行くのです。

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どうぞみなさん、
これからもよろしくお願いいたします。

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試作を始めます！
試作を始めるその日にいつもお世話になっている
美容師の翔子ちゃんが激励に
差し入れを持って来てくれました。
この写真は翔子ちゃんが
撮ってくれました。

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仕込みは徹夜。

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このむさくるしい連中は
激励に来てるのか邪魔しに来てるのか（笑）
もう20年の付き合いになる
大切な仲間達です。

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まだまだ続く仕込み。
醤油タレを作るのにも
何パターンも試します。

さー！
翌日は試食会の日！

次回は試食会の模様をお届けします。