金澤流麺物語

金澤流麺らーめん南の店長南大祐の独白ブログです。こちらは営業内容やらーめんそのものとは関係のない日常的な話や、店長の趣味格好などを書いていくブログです。

金澤流麺物語 第113回

僕には夢があります。

何度も書いていますが、
『100年後に僕の遺伝子を受け継ぐらーめんが
金沢らーめんになっている』
という夢。

そしてもう一つ。
(実はまだまだ沢山の夢がありますが)

『らーめんで金沢を表現したい』

です。

僕は剛から出資の話を貰ってから
ずっと剛と話してきた事があります。
「金沢でしか出来ない仕事がしたい」
という内容です。

僕が横浜で修業をしたり
海辺の町で作り上げた味を
そのまま金沢でやる事は全く
意味をなさないと考えていたのです。

だから最初から全く新しい味で
新しい店を出したいと思っていましたし、
剛も僕の意見に賛同してくれました。

考えてみてください。

いくら親友とはいえ、
豚骨醤油で実績を積んできた僕に
出資をする事になって、
その僕が実績のある豚骨醤油を
「やらない」と言っているのです。

普通の投資家なら絶対に認めない話だと思います。

そこに僕は剛との友情を超えた信頼関係と、
深くて重い責任を感じます。

剛はこうも言ってくれました。

「南の人間性を全開に出すべきだ」
「味に関して口を挟むつもりはない」

これは並の投資家が言える事ではありません。
誰だって失敗はしたくありませんから。
もし僕が失敗したら?
「笑うしかない」
とまで言ってくれました。
剛は腹をくくっていたのです。

僕こそ腹をくくりました。
必ず成功する。
成功する、というより、成功しかない。
失敗するイメージなんて沸かない。
そういう地点にまで自分を高める
必要があると考えました。

『金沢でしか出来ない仕事をする』
『自分らしさを全開に表現する』
『成功以外の道はない』

大抵の人はこうした言葉は
プレッシャーに感じるのかも知れません。
でも僕には根拠のない自信がありました。

あとはその自信に確信になる
『理屈』
『技術』
『方法論』
そして

『味』

を作るだけだと考えました。

そこで僕はまずは
『金沢の食材を使う』
という事に拘りました。

他の地域では手に入りませんが、
金沢でなら日常的に手に入る
金沢独特の食材たちを駆使して
らーめんを作る。
そこに拘りました。

そんな僕に警笛を鳴らしてくれたのが、
このブログを読んでくれている人なら、
または読んでなくてももはや
その名が耳に入っているであろう
京都のフランス料理界を引っ張る存在であり、
世界に名を馳せるスターシェフであり、
そして僕のとんでもない悪友でもある
Restaurant MOTOIの前田元です。
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モトイが僕にくれた言葉とは?

以下、次回に続きます。