読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

金澤流麺物語

金澤流麺らーめん南の店長南大祐の独白ブログです。こちらは営業内容やらーめんそのものとは関係のない日常的な話や、店長の趣味格好などを書いていくブログです。

金澤流麺物語 第101回

僕は家から一番近所の
『nanbu-WEST』
に予約を入れて店へと向かった。

海辺の町では夫婦で営んでらっしゃっていた
美容室に通っていたから、
こんなに広くて在籍しているスタイリストの
人数の多い店も初めてだった。

僕は片町で南部さんと知り合いになり
ナンブヘアでお世話になると決めてから、
インターネットやホームページで
ナンブヘアについて少し予備知識を
入れていた。

驚いたのは各店舗毎に異なったコンセプトを持ち、
そのコンセプトに準じて店を表現している
という事だった。

単なるチェーン展開や多店舗展開とは
一線を画す南部さんのこだわりを感じた。

僕の様な体重100キロもある
アラフォーのおっさんがいっても
いい店なのだろうか?

バカにされないだろうか?

正直な話、僕はめちゃくちゃ緊張していた。

出来たらキャリアのある、
比較的年の近いスタイリストなら
いいなぁ・・・なんていう
消極的な思いも少なからずあった。

そんな中、僕の担当になる
しょうこちゃんは現われた。

リンクの写真で解る様に若くて
元気でとても可愛い女の子だ。

意思の疎通はできるか?

なんて当初の僕の不安はものの数分で
完全に解消される事になる。

というよりも、それ以上の素晴らしい
結果になる事は最初のカウンセリングの
時点で僕はすぐに確信した。

明るくて親しみやすい接客だが、
しょうこちゃんの本気度は
すぐに伝わった。

その本気度というのは
『ヘアスタイルでお客様をハッピーにしたい』
という自分の仕事への意識と誇りの高さだった。

そして僕が生まれてから一度も
行った事がなかったパーマを
提案してくれた。

僕はカウンセリングの時点で決めた。

「もう全部この人に任せてしまおう」と。

髪型を新しくしたり、
お気に入りの洋服で出かけたりする事は
いつだって気持ちを明るく前向きに
してくれる。

誰だって若い頃、
お気に入りのTシャツや
自慢の一枚を身にまとったり、
みんなを驚かせるような
髪型にしてどこか自分が
少し誇らしい様な気持で
街に出かけた事があるはずだ。

でも年を重ねたり社会での立場が
固まってきたりすると、
そうしたハッピーな気持ちをどこかに
封印して『落ち着いた自分』なんて
誰が決めたわけでもない勝手な
『自分像』を崩す事に臆病になってしまう。

どれだけ社会の制約があったって、
お洒落を楽しむ気持ちは誰にもあるはずだし、
その気になったら誰にだって出来る筈なのに。

『ハッピー』は『ワクワク』する気持ちだった
若い頃をもっと思い出してもいいのに。

しょうこちゃんの提案してくれた
ヘアスタイルは、僕の気持ちを全くもって
新しくて清々しいものにしてくれた。

美容師という仕事は、
こんなにも人の気持ちをアップリフト
出来るものなのかと、
僕は心の奥で静かに感動した。

僕はこの時、決めた。

石川県に住んでいる間は、
ずっとしょうこちゃんに
髪を切ってもらおうと。

以下、次回に続く。

*写真は・・・・
どんな店になっていくのかを
示唆しています・・・。
情報公開をお待ちください!