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金澤流麺物語

金澤流麺らーめん南の店長南大祐の独白ブログです。こちらは営業内容やらーめんそのものとは関係のない日常的な話や、店長の趣味格好などを書いていくブログです。

金澤流麺物語 第55回

ここでエル☆ミチェラーダjr.のメンバーを
紹介しておきたい。

まずはバンマスでギター、
そして作曲担当の佐藤さん。
彼は僕の愛する海辺の町で
『残心』というパクチーを専門的に
扱うユニークなカフェ&バーの
マスターだ。

元々残心は僕の両親と同世代の
ご夫婦が営んでらっしゃっていて、
僕はそのご夫婦時代からの残心の
常連だった。

その事とは関係なく僕と佐藤さんは
飲み屋で出会った。
佐藤さんはいつもニコニコしていて、
話を聞くのが上手だった。
だから常にしゃべりっぱなしだった
僕とは波長があったのかも知れない。
そしてお互いにパンクロックが
大好きだった。

いつの間にやらすっかり仲良くなり、
会うたびに音楽談義をしていた。

ある日、残心の初代マスターご夫妻が
「引退する」
と言い出した。

「え!?寂しいじゃないですか!」
と言う僕にいつも僕の事を
息子の様に可愛がっていてくれた
ご夫婦は

「大丈夫だよ。
残心はなくならないよ。
しかも大ちゃんの友達が
継いでくれるんだよ」

と紹介されたのが佐藤さんだった。

僕は残心が大好きなご夫婦から
大好きな佐藤さんに受け継がれた
事がとても嬉しかった。

沖縄料理をメインにしていた
初代残心から佐藤さんは
苦労して自分らしい個性を
打ち出した。

それが現在の
パクチービストロ 残心』
だ。

僕がこの町を去ったあと、
大幅にリニューアルしたらしい。
次に遊びに行ける日が楽しみでならない。

そしてベース担当の栄太郎さん。
いつも笑顔で人を和ませる空気感を
持っている。
栄太郎さんは『bar134』という
アメリカンなbarのオーナーだ。

栄太郎さんが独立する前、
とある酒屋に務めていたそうだ。
奇しくも僕の店はその酒屋と取引を
していた事があり、
栄太郎さんは僕の店に配達に
来ていたそうだ。

「俺が愛想よくビールを届けに行ったらさ、
仕込中の大ちゃんがさ、
そこに置いとけ!って怒鳴るんだよ。
ほんとに怖かったよ」

と何度も何度もいじられたが、
僕は怒鳴った記憶などない。
無いはずだ。
無いと思う・・・。
怒鳴っちゃったのかなぁ・・・。

なにしろミチェラーダを
本当にやろう!と言い出して
くれたのは栄太郎さんだ。
ニコニコとした優しい笑顔の
裏側には熱いハートが隠れている。

そしてむりやり?参加する事に
なったドラムの剛。
剛とはすでに20年の付き合いで
20代前半に一緒にバンドでライブも
行った経験をしていた。
だから彼のドラムなら安心して
パフォーマンスが出来る自信があった。

しかし今回のライブは剛の
活躍があってこそだった。
そもそも几帳面で完璧主義の
剛はプロデューサー的な役割のほか、
他のメンバーの楽器のチューニング、
アンプやシールドのセッティング、
セットリストの製作、
その他もろもろ・・・。
本来ならローディがやる様な
下準備まで全て一人でやってくれた。
剛が参加してくれなかったら、
ミチェラーダはここまで
まとまらなかっただろう。

会場は残心。
防音設備など無い中で
剛はドラムを目一杯叩き、
佐藤さんと栄太郎さんは
アンプのボリュームを目一杯上げて、
僕は目一杯叫ぶ。

近所の苦情が来る事も考慮される中、
「なんかありゃあ、俺が謝れば済むんだよ!」
という佐藤さんのやけっぱちな
男らしい言葉の中、
リハーサルは進んだ。

期待と自信とほんのちょびっとの
不安をごちゃまぜにしたライブイベント、
『Midnight Deadiry Summer』
(Minami Daisuke Soubetukai/南大祐送別会)
は始まった!

以下、次回に続く。